今回は、前回の続き棘上筋の病気についてです!
前回、棘上筋の解剖について説明させて頂きましたが、2つのポイントがありました。
①肩鎖関節のトンネルの中に滑液包や関節包が存在する!
②そのトンネルの中を棘上筋が通っている!
というポイントでしたが、今回説明するインピンジメント症候群と肩板断裂に大きく関わるので、詳しく知りたい方は是非前回のブログを読んで見てください!
では、まず簡単におさらいから入りましょう。
上の写真のように、棘上筋の働きとは、肩の関節を動かす時に、しっかり補強して正しい関節運動を促すというものでした!
インナーマッスルは棘上筋を含め、5つの筋肉があるという事も以前ブログで説明させて頂きました。
このインナーマッスルはどれも、棘上筋と同じで肩関節の正しい動きのために補強する働きがあります。
今回、棘上筋に焦点を当てたのは、インピンジメント症候群と肩板断裂という病気を最も引き起こしやすい場所だからです。
棘上筋は、肩甲骨から肩の骨までくっついていますが、肩の骨につく手間から腱になっています。
その腱の部分が最も断裂やインピンジメント症候群を起こしやすいのです!
まず、肩板断裂やインピンジメント症候群がどのようにして起こるかという原因から説明していきましょう。
実は原因は、とても多くのパターンが存在します!
その一つが、関節の動きの悪さです!
肩を上に挙げる時、思うように挙がらない方がいます。
その理由は、インナーマッスルの筋力が弱くなり、肩関節の補強が出来てない事です!
上の写真を見てみてください。
インナーマッスルが筋力不足のまま、肩を挙げると肩の関節の中に隙間が出来ています。
その結果、肩が必要以上に上へ移動し、骨と骨がぶつかっているのです!
ここでつっかかって肩が上手く挙げる事が出来ないのです。
この現象が、インピンジメント症候群を引き起こすのです!
ちょっと待ってください!
さっきから、いや、前回からブログでインピンジメント症候群を連発していますが、なんのこっちゃですよね!
では、今回で全て書いてしまうと長すぎて混乱するかもしれないので、次回のブログでインピンジメント症候群についてしっかり説明させて頂きます!