こんにちは!
今回も、前回からの続きでカイロプラクティックの矯正についてもう少し詳しくお話していきます。
前回、矯正の時にボキッっと音が鳴るのは空気が弾ける音だということを説明しました。
この空気が、神経に悪さをするということでしたね!
矯正した事がある方はイメージがつきやすかったと思いますが、矯正した事がない方でもほとんどの人が経験しているのです!
皆さん、指の関節をボキボキっと鳴らしたり、首を回してボキッっと音が鳴ったりした事はないですか?
実は、矯正と同じ現象なのです!
関節や椎間板に溜まった空気が弾けとんでいるので、空気圧が取れて一時的にとてまスッキリします。
なので、中毒のように鳴らしてしまう方も多いのです。
前回、空気が抜ける事は神経にとって良いこととお話したので自分自身でもボキボキっと鳴らすのは良い事だと思いますよね。
ですが、実はこれ、あまり良くないのです!
なぜなのかというと、人によって矯正していい骨としてはいけない骨が存在するからです!
矯正するべき背骨がズレた場所をサブラクセイションといいます。
このサブラクセイションを起こしうる骨は、後頭骨と頚椎で8箇所、胸椎で12箇所、腰痛で5箇所、仙骨と尾骨を会わせると合計29箇所も存在するのです!
ただ、現代医学では、18360種類以上もの病名が存在するなかで、1つを見つけます。
そして、カイロプラクティックでは、このサブラクセイションの29箇所の内1つを見つけるのです!
どちらが、正確で簡単か明白ですよね!
カイロプラクティックでは、患者さんの症状や検査のもと29箇所から原因となるサブラクセイションを1~3つ探し出します。
ただ、1つのサブラクセイション(背骨の中の椎骨1つ)に対して12通りのズレ方が存在するので、そのズレ方も見極めて正しい矯正を行うのが、カイロプラクティックの腕の見せ所です。
この事実だけでもご自身で、むやみに骨を鳴らすのは危険だと思いませんか?
更に、サブラクセイションを起こした背骨の下には、背骨全体のバランスを取ろうとして引き起こすもう1つのズレが存在し、これをカンパンセイションといいます。
もし、矯正するべきでない骨を自分自身で鳴らしてしまうと背骨全体のバランスがめちゃくちゃになり、万が一症状の原因となるサブラクセイションを逆方向に矯正してしまえば症状は更に悪化する事もあるのです!!
どうでしょうか?
今回の内容は少し難しかったですが、ご自身でむやみに骨を鳴らさないという事が伝われば嬉しいです!
また、我々カイロプラクティック神流では、正しい問診や検査の元、矯正するべき骨を矯正する事を心がけております。