では、次は、肩板断裂についてお話していきます!
肩板断裂というのは、棘上筋をはじめ、肩甲骨のインナーマッスルが断裂してしまうという恐ろしい病気です!
様々な原因がありますが、その一つがインピンジメント症候群なのです!
インピンジメント症候群で肩を動かすたびに挟み込むと、その積み重ねで棘上筋の腱が断裂していくのです!
上の写真は肩板断裂の一例ですが、棘上筋が、完全に断裂してしまうとこのようになって、手術が必要になります。
多くの場合、激痛を訴え、切れた棘上筋も機能しなくなるので、より肩の動きが悪くなってしまいます。
上の写真のように、棘上筋の腱の中心から断裂していき、他の棘下筋や肩甲下筋まで断裂が広がる事もあります。
断裂の範囲が小さければ、保存治療の場合もありますが、多くの場合で手術が必要になるので、やはり気を付けたい病気ですね。
この恐ろしい肩板断裂ですが、インピンジメント症候群以外にも様々な原因があります。
前前回のブログで、棘上筋の解剖を詳しく説明しましたが、肩鎖関節の中で棘上筋が通る場所に滑液包と関節包があります。
この滑液包や関節包が硬くなって腫れる事があるのです!
原因は、老化といわれていますが、カルシウム沈着による骨化というパターンも多いです。
また、肩鎖関節の中で骨棘という骨のコブができるパターンもあります!
いずれにせよ、棘上筋の通り道であるこれらの組織が骨化すると、腱が摩擦でこすれて肩板断裂を引き起こすのです!
インピンジメント症候群では、生活指導によるリハビリを説明しました。
では、これらの組織の骨化に対しては、どのようなアプローチがあるのでしょう。
カイロプラクティックでは、首の矯正を行います!
え?っと思った方は多いと思います。
実は、首の矯正によって、副甲状腺ホルモンという身体中のカルシウムを調整出来るのです!
ホルモンの変化なので、首の矯正で肩板断裂がすぐに改善したりなどは難しいですが、正しい頻度で矯正していけば、ゆっくりでも必ず結果がでてきます。
このような感じでインナーマッスルから関連の病気、リハビリと数度のブログ更新で説明させて頂きました。
インピンジメント症候群も肩板断裂も施術でのアプローチ方法はあるので、肩の動きや痛みで気になる方は是非ご相談ください!